還暦過ぎても白メガネ

いい歳ぶっこいてチャラいメガネを愛用する勘違い爺。

第7回:最高のかけ心地、999.9との出会い

2015年2月21日(土)、
乃木坂の国立新美術館で「ルーヴル美術館展」を観た後、
地下鉄で表参道に移動し、骨董通りをぶらぶら歩いていると、
999.9(フォーナインズ)直営店が目に飛び込んできた。

軽い気持ちで店内に足を踏み入れたオレを待っていたのは
見るからに涼し気なフレーム。

フロントはクリアだがテンプル部分の銀色(チタン)が個性を主張している。
似合うであろうことはわかりきっているが、試着してみると見事にフィット、
かけ心地も実に快適。

しかし、初めて入った店でいきなり購入というのも勇気がいるし、
この時の懐具合は残念ながら少し以前ほど暖かくはなかった。

「もう少しよく見せてください」と店員に断りを入れつつ、
テンプル内側に刻印されている製品番号を必死で記憶し、
「また来ます」と言い置いてそそくさと店を出た、申しわけない。

だが、あの軽快なかけ心地がなかなか忘れられない。
すっかりなじみになったPOKER FACE渋谷店S店長に
「999.9の取り扱いはありますか?」とメールしたところ、
999.9は入手可能だが、彼自身1年前に別の店に異動したとこと。

このような経緯を経て、2015年3月12日(木)に
COREDO室町3にあるPOKEE FACE東京トラディション店にて
お願いしていた999.9 NPM-12 クリア/シルバーとの再会を果たす。

(ちなみに同品は2020年8月現在、999.9オフィシャルサイト 商品一覧に見当たらない。
近い番号の商品は掲載されているので、これは廃番になったと思われる)

ともあれ、レンズを注文して翌月に無事引き取って以来、
この999.9 NPM-12は今日まで5年間、平日の普段着用(通勤用)メガネとして、
他を押しのけて絶対的エースの座に君臨し続けている。

その理由を一言表すと、やはり「かけやすさ」。
キーワードは「視野」と「軽さ」。

フレームがクリア(透明)であるということは
レンズとその外との間の境界(フレームのフロント部分)が無に等しいので
その分自然な視野感を得られる。
これはあくまで素人考えだが、目にも余分な負担がかからないのではないか。

しかしそれは前時代のエースだったSPIVVY SP-2044も同じ。
同じクリアなフロントを持つ両者の違いは何かというと、それは重量。

SPIVVYが39gであるのに対し、999.9は33g
たった6gと笑うことなかれ、この差はメガネ着用者にとっては決定的だ。

現にこの後しばらく999.9をかけ続けたある日、
たまには気分を変えようと、SPIVVYを着用してみたが、
そのあまりの重さに辟易とさせられ、思わずすぐにはずしたことを覚えている。

これが長年愛用したSPIVVY SP-2044に別れを告げた瞬間だった。

p12-57.jpg
■2017年12月31日(58歳)恵比寿三越 おせち引き換え会場にて

p13-69.jpg
■2018年7月16日(59歳)テレビの中の同じ999.9の芸能人と勝手に2ショット
コメント : 2

コメント

フレーム履歴

9999は10年ほど使いましたが、機能的で良かったです。型番は覚えてませんが、最初のフレームはデザイン、機能ともに過去最高!衝撃の出会いでした。

メタ坊様は高価なフレームをたくさん買われていて羨ましい限りです。複数を同時期に買うなんて私のお財布が悲鳴をあげてしまいます。ちなみに私は20年で5本目。次も金子眼鏡の予定です。

コメントありがとうございます、ただの白メガネ貧乏親父です。

このあと再びSPIVVY、というか金子眼鏡黄金時代がやってきます。
お楽しみに。

ちなみに金子眼鏡なら絶対に二子玉川ライズ店がオススメです。
ここのH店長は素晴らしいですよ、土日は午後からご出勤です。